この記事の対象者
東大受験のために実際に使用した英語の問題集が知りたい
こんにちは、カトゥーです。
この記事では、
東大英語のために実際に僕が使用した参考書・問題集
についてまとめていきます。
この記事の信頼性(筆者の受験に関する経歴)
それでは、使っていたものやろくに使わなかったものまで、
反省を交えながら一挙に解説していきます!
※使用時期がかなり前なので、思い出せる範囲で記載していきます。
東大入試で実際に使った単語帳
速読英単語(必修編・上級編)
英語に関しては、大まかに用途別・分野別に分けてまとめていきます。
高校生の時にクラスで速単上級編が配られましたが、鬼ほど難しくて覚えられませんでした。
自分で速単必修編を買い足してそちらを読むようにしていました。
個人的には、速単自体単語を覚えるのにあまり適しておらず、長文の多読多聴の用途で使っていくのが良いのかなと思います。
Duo3.0
速単の他に、Duoを買って読んでいました。iPodに例文のみを読み上げる復習用CDの音声を入れて、隙間時間に聞いたりしていました。
単語帳がこれだけしかないのと、「読む」という言葉選びをしていることから何となく察した方もいるかもしれませんが、当時僕は単語を覚えるという作業が嫌い過ぎてろくに単語暗記をしようとしていませんでした。
特に、単語カードを作ってそれをチマチマとめくりながら勉強するというのがダサくて無駄の極みだと当時は信じ込んでおり、文章や例文の中で流れで覚えようとしておりました。
※現在は科学的に単語カード(暗記用アプリも可)を利用してシャッフルをしながら覚えていくのが効率的だと証明されているそうです。この辺りについては、後日単語暗記法の記事を執筆予定です。
東大入試で実際に使った文法書・問題集
インスパイア総合英語
Evergreenみたいな文法書のマイナーなやつ。中1の時に配られて、これとセットになった演習用の問題集が定期テストの範囲になっていました。
正直、この手の辞書的な英文法書はどれを選んでも大差ないかと思いますが、最近改訂されたFactbook、関先生の真・英文法大全辺りは良さそうです。ちなみに僕は現在Factbookで勉強しています。
大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ)
通称即ゼミ。一昔前の典型的な文法問題集で、特に言うことは無しですね。
これから勉強する人たちには、直近で改訂されているネクステやヴィンテージ等が良いと思います。
基本的には学校で配られるものを活用しておけば問題ないです。
安河内の英語をはじめからていねいに
書くか迷ったのですが一応。
浪人後期の迷走していた時期に「何となく基礎をおさらいしておきたい」くらいの理由で購入したと思われます。今発売年月日を確認したら、1個前の版が当時出版したてホヤホヤだったので、つい欲しくなったんだろうなぁ……どのくらい役に立ったかはわからないです。少なくとも浪人の秋とかにやるものではないと思います。
東大入試で実際に使った構文・解釈の問題集
英文解釈の技術100
情報が不足している受験生、難易度が合っていない参考書に手を出しがち。
かくいう僕も、英語参考書に関しては本当に適当に選んでしまっていました。
「英文解釈の技術100」はほぼ全ての受験生に不要なレベルで、その下の「入門英文解釈の技術70」あるいは「基礎英文解釈の技術100」に着手すべきでした。
必修英語構文
既に絶版となった、駿台文庫の構文集。僕が駿台にいたころの副教材でした。
使い所がよくわからなくて、結局あまり活用はできずじまいでした。
東大入試で実際に使った英作文の問題集
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
高3の時に購入。僕の友人には、駿台文庫の英作文基本300選等を選ぶ人も一定数いましたが、僕はコスパ良く勉強したかったので例文の本数を抑えた本書で例文暗記しました。結局浪人してからも他の本を足さなかったのは今にして考えてみると間違いで、質よりもまずある程度の量を担保することが必要だったと思います。
さらに言うと、何かしら和文英訳や自由英作文の指南書はやっておくべきでした。
東大入試で実際に使った長文読解の問題集
英語長文問題精講
一昔前の、僕が受験した時点でも古めかしさを感じる本。なぜわざわざこんなに硬派でいかつい本を選んだのか今となってはわかりませんが、格好付けたい年頃だったのでしょうか……
現在は、解説がもっと読みやすく親切で勉強しやすい本がたくさんあると思います。
やっておきたい英語長文1000
読む速度がなかなか上がらず、長文に慣れようと思って購入したのだと思います。
今考えてみると、もう少し短くレベルの優しい長文を素早く読み解く練習をした方が良かったですね。
ディスコースマーカー英文読解
長文読解の速度を上げたいと思って購入。
howeverやbecauseのように、前後の関係性を示す語句に注目して効率よく文章全体の主旨を掴むための参考書だったと思います。
東大を始めとする難関大の受験生に好評らしいですが、僕にはあまり合っていませんでした。
おそらく、この本を使うレベルに達していなかった可能性が高いです。
東大入試で実際に使ったリスニングの問題集
大学入試 パーフェクトリスニングvol.1,vol.2
駿台に入った時に配られた副教材。解説が雑でしたが、使ってみると意外と役に立ちました。
東大模試のCD
当時、東大模試を受けた後はリスニング問題の音声CDが配布されていました(今もかな?)。
試験時間中全力で聞こうとした東大レベルの英文ということもあって、復習することで大分リスニングのコツは掴めたと思います。
ただ、この記事を書きながら思い返してみて驚いたんですけど、リスニングに特化した教材というものを当時殆どやっていなかったみたいなんですよね。
「東大生全員やってる」とまで言われているキムタツリスニングとかも持っていませんでした。
Q&A
Q,やった問題集少なすぎない?
僕自身こんなに少ないとは思いませんでした。もし仮に質重視だとしても、流石に分量が圧倒的に不足しています。見落としがあるかもしれませんので気付き次第追記していきます。
Q,英作文やリスニングで困らなかった?
当時の感覚としては、全分野やや苦手くらいに感じており特定の設問に対する苦手意識がありませんでした。今思うと、身体が悪くなりすぎて痛みすら感じなくなっているくらいの危険な状態でしたね。
当時はどこに手を付けていいかわからずひたすら理科に逃げていましたが、今の僕がアドバイスするとすればまずシス単やターゲット1900等の王道な単語帳をカード形式で全部覚えるように指示すると思います。
今後勉強法の記事でも述べたいと思いますが、まずは「単語のせいで読めない」を無くさないと、何が原因で問題が解けなかったかわからなくなる上に、他分野の問題集を解き進める際も支障が出るため単語力強化は最優先事項です。
Q,過去問は解いた?
分野別に分けたため本文に収まりませんでしたね。全科目掲載の赤本で、直近のものだけ解きました。
東大英語は設問に癖があるため、25カ年などの多くの年数を解くことを推奨します。
Q,本番の得点は?
現役時が70点で、浪人時が59点でした。
ここまで述べた杜撰な勉強ではやむを得ない点数です。むしろ、設問慣れさえしていればここまでザルな勉強をしていても半分程度は行くと考えると希望が湧いてくるかもしれません。
※半分程度と70点・80点以上とでは想像以上の壁がありますので、あまり安心しすぎず正しい勉強を積み重ねていきましょう。
まとめ
以上解説してきましたが、自分でもドン引きするくらい英語から逃げていたことが露呈してしまいました……
当時は「英語なんていくらやっても伸びない」と思っていましたが、やっていないんだからそりゃ伸びないよね、という感じでした。
正直、この記事については「こんな適当な勉強で東大行ったんかこいつ…」と呆れながら反面教師にしていただければなと思います。
挙げた中で本当にしっかり身に付いた参考書が、全文暗記していたドラゴンイングリッシュくらいなので、そもそも問題集のこなし方も大分不味かったですね。
実際に、英数国理について自分が受験期に使った参考書・問題集をまとめてみましたが、1浪時の合格も半ばまぐれだったと改めて実感します。
今後、正しく問題集を消化していくことが好成績に繋がることを、実践を通して伝えていければなと思っております。
以上、参考にしていただけると幸いです。
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