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英単語帳を場所で覚えてしまうという単語帳あるあるの対処法
こんにちは、カトゥーです。
この記事では、単語帳を場所で覚えてしまうという単語帳をやりこんだ人が直面する問題の対処法を解説していきます。
この記事の信頼性(筆者の受験に関する経歴)
特に最近は、再受験に向けて単語にはある程度力を入れて取り組み直していますので、
自分の経験をもとに解説していければと思います!
大前提:英単語を場所あるいは順番で覚えるのは良くないのか?
同じ英単語を何周もした経験がある方だとわかるかと思うのですが、
英単語をページの場所あるいは前後の単語をヒントに覚えてしまうことがよくあります。
単語のチェックをするとき、日本語を隠して英単語を見て意味を考えますが、
このとき、場所や順番が記憶を呼び起こすトリガー(引き金)になってしまい、
純粋にその単語のみを頼りに答えたとはいえない状態になりがちです。
個人的な体感では、なんだかんだ単語単体でも意味が取れることが多いためそこまで困る場面は多くないと思っていますが、
実際の英語長文を読む際に、既習の英単語の意味が取れないことが頻発するようでしたら、対策を講じる必要があるでしょう。
索引を使って確認
この悩みを解決しようと思って調べたら真っ先に見つかる方法かなと思います。
何と言っても、ほぼ全ての単語帳に載っているものですし追加で必要な準備もありません。
また、綴りが似ている単語、派生語等も区別して覚える練習になるというメリットも見逃せません。
ただし、正解を確認するために逐一ページをめくって戻る作業が必要になるのが面倒臭いです。
この方法を用いる場合、そもそも90%以上あるいはほぼ100%近くの単語が覚えられている状態で負荷をかける確認テストとして行うのが効率的だと思います。
ランダムで確認テスト
適当なページを開いて確認していくという手法。
気分転換にはなるかと思いますが、この方法では結局ページ内の場所が相変わらず同じなので根本的な解決には至っていないと思います。
また、確認作業にムラが出来てしまうのも個人的には好ましくないですね。
別の単語帳を使う
同じレベル帯の別の単語帳を使って、別の切り口で整理し直すという方法。例えばシステム英単語とターゲット、あるいは速読英単語必修編等を併用するということですね。
この方法は、参考書コレクター(参考書オタク)になるきっかけを作りかねない若干危険なもの。
個人的には、一部例外を除いて同レベルの参考書を複数種類持つのは悪手だと考えており、僕はおすすめしません。
また、仮に別の単語帳も使いこなせたとして、そちらでも結局場所で覚えてしまうため根本的な解決になっていません。
単語カードを使う(オススメ!)
僕のオススメは単語カードを使うこと。実際、僕もここ最近はシステム英単語を単語カードメインで周回しています。
- 持ち運びに便利
- シャッフルが簡単に行える
- 覚えた単語を省くことで、より復習が必要なカードの束を作って効率的な学習が可能
などのメリットが挙げられる非常に優秀な手法。
「単語カードを使った勉強ってなんかダサい……」と高校時代の僕みたいなことを考えている人もいるかもしれませんが、得しかない方法なので騙されたと思ってやってみると良いです。
強いて言えば、単語カードを作成するのが面倒臭いというデメリットはありますが、
- 別売りの単語カードがある単語帳を選定(シス単、ターゲット、単語王etc)
- 単語帳でチェックして覚えていなかった単語あるいは何周かして間違え続ける単語のみ単語カード作成
といった工夫で乗り切りましょう。
暗記アプリ(Anki等)の活用
僕の受験生時代には無かったようなPCのソフトやスマホアプリが今はあります。
例えば、Ankiを初めとしたPCやスマホでフラッシュカードが作れるようなものですね。
これを使うと、PCやスマホ、タブレットで同期していつでも学習が出来るため、紙を使わない学習に抵抗が無いのであればぜひ積極的に取り入れるべきです。
当然シャッフルも行えますし、アプリによっては復習のタイミングを設定して忘れかけたころのリマインドも出来るので優秀な方法だと思います。
欠点として、「紙を使わないと勉強した気にならない」「単語情報の入力、暗記カードの作成が面倒」といったことが挙げられますが、
後者については友達と協力してオンラインのスプレッドシート等に入力していくことで一人当たりの負担を減らすという方法もあるため、
Anki仲間を募って一緒に頑張っていくというのも有りといえば有りです。
まとめ
ここまで、単語帳を場所で覚えてしまう現象の対処法について語ってみました。
ただし、必ずしも今回述べたことは気にしなくても良いのかもしれません。
そもそも、単語帳はあまり浮気せず場所で覚えてしまうくらいに味わい尽くすべきだと思っていますし、単語を見て日本語訳が出てくるのならそれで良いのです。
実際に文章を読む際に意味が解釈出来れば良いのですから、単語帳をこのレベルで極めたら長文中心で勉強していきその単語力を発揮する練習をしていくのが得策です。
その上で、「単語帳で見た覚えはあるのに文中だとわからない」という状態が多発するのであれば、上記に述べてきたような対策を試してみてはいかがでしょうか。
参考にしていただけると幸いです。
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